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私のお気に入りのマジック

私が演じてきたお気に入りのマジックをご紹介いたします。

私のマジックを選ぶ基準は、「シンプルで分かりやすいこと」です。
セリフを長くしゃべるよりは、ダイレクトに理解してもらいやすい現象を好みます。
ただし、カラーチェンジのような単発の現象ではなく、マジックとして起承転結があることがポイントです。
また、おしゃべりがあまり得意ではないので、マジックそのものを見せることが好みで、
友人にリクエストをされても、2個くらいをさらっと見せることが多いです。

アンビシャスカード

【現象】

観客にカードを1枚選んでもらい、サインをして中ほどに戻します。 マジシャンがおまじないをかけるたびに、カードが1番上にあがってきます。

【コメント】

これほど有名なマジックもなかなか無いかもしれません。 テレビやマジックバー、至る所で演じられていますし、 私自身も、初めてマジックを見せる時は必ずと言っていいほど演じます。 即席で演じられて、記憶に残る非常に効果の高いマジックです。 様々な見せ方やオチを作りやすいのも人気の理由でしょう。

さて、サーストンの三原則という言葉があります。

原則1:「マジックを演じる前に、現象を説明してはならない」

原則2:「同じマジックを2度繰り返して見せてはならない」

原則3:「種明かしをしてはならない」

このマジックでは、原則2のルールを破ります。しかし、これは珍しい例外です。 繰り返し見せることでマジックの効果が高まるのです。 様々な手法や見せ方をすることで、観客はそのトリックを追うことができない良いマジックです。
ただし、最近ではタネもネット上で広まってきました。 きちんと演じればタネを知っている人も魔法の世界に引き込めますが、 中途半端なやり方をすると痛い目を見ますので、ご注意ください。

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シリンダーアンドコイン

【現象】

4枚のコインとシリンダー(革製の筒)、コルクを示します。 シリンダーの中にコルクを入れ、置いておきます。 コインにおまじないをかけると、4枚のコインが次々に消えて行き、 シリンダーのコルクの下から現れます。

【コメント】

コインマジックのクラシック代表といえばこれです。 コインマジックの様々なエッセンスが詰まっています。 原案はイギリスのマジシャン、ジョンラムゼイです。 彼の本業は食品店だったこともあり、道具は今よりももっとカジュアルなものだったと言われています。 今ではクラシックの名作となり、銀貨やシリンダーは高級品を使うこともしばしばです。 私はこのマジックの導入にティーカップを用い、ウォンドにスプーンを使うことで、 コインが液状化して消えていく過程を取り入れました。より魔法のような見せ方を心がけています。

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カードアンダーザグラス

【現象】

サインをしたカードでマジックをしているうちに、いつのまにかカードが消え、グラスの下からカードが現れます。

【コメント】

マジックの楽しみは意外性です。それを体現したマジックで、「現象は言ってはいけない」の代表作といえます。 場合によっては繰り返し演じることもありますが、基本的には一回です。 ミスディレクションの使い方が重要で、時にはグラスの下ではなく、 靴の中やポケットの中、様々な場所から出現させるために応用できます。 これに使う技法が苦手な方もいらっしゃいますが、手の大きさなどは関係ありません。
よく「手先が器用ですね」とマジシャンは言われます。 確かに手先が器用に越したことはないですが、不器用だからといってマジシャンに向いていないわけではありません。 むしろ器用な人はすぐに出来た気になるので、長続きしない例も多くあります。 大切なのは「どのくらい情熱をもって、考えることをやめずにいられるか」です。 人と違うならば、あなたなりの解決策を考えれば良いのです。

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CopSilBrass(銅銀真ちゅう)

【現象】

銀貨と銅貨、チャイニーズコインを示します。 銀貨が、銅貨とチャイニーズコインと一瞬で入れ替わってしまいます。

【コメント】

故ジェフリー・ラター師の名作コインマジックです。 通常、このマジックにはCBSというコインセットを使いますが、この手順ではDFコインしか使いません。 ハンピンチェンムーブの使い方が巧妙で、他の作品にも素晴らしい使い方が出てきます。 私は最後の段をアレンジし、よりビジュアルに見えるようにしています。 また、師の作品はテクニカルなものも多いですが、それに見合う価値のある練習しがいのある作品ばかりです。 世界のコインマジックという本にも作品が載っていますので是非読んでみてください。

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随時追加予定です

お気に入りの作品は随時追加予定です。

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